お金を増やすだけでは、行きたい場所には行けない
INVEST · 情報基準日 2026-06-03 · 約3,000字 · 約6分
執事H:「本日は、少し不思議に聞こえるかもしれないテーマをお伝えします。」
マイル:「お金があれば、どこへでも行けるんじゃないの?」
ポルト:「それが、そう単純でもないのじゃよ。」
お金があっても、行けないことがある
「老後になったら旅行を楽しむ」「資産が増えたら好きな場所に行く」。
こういった言葉を、自分の中で一度でも思ったことがある人は少なくないかもしれません。
でも、行きたい場所に実際に行けるかどうかは、お金だけで決まる話ではありません。
資産を増やすことは大切です。ただ、旅に出るためには、お金以外にも揃っていなければならないものがあります。それが揃わないと、口座残高がいくら増えても「行けなかった旅」として記憶されることになりかねません。
旅に必要な3つの資産
編集部では、「旅に出られる状態」を作るためには、大きく3つの資産が必要だと考えています。
1. 金融資産(お金)
旅行の費用、航空券、ホテル、現地での移動費。これはもちろん必要です。ただ、旅行の費用は思っているより小さくなる場合もあります。マイルを使えば航空券は無料になることがありますし、ホテルポイントで宿泊費を大幅に抑えることもできます。「旅行はお金がかかる」という固定観念は、設計次第で変えられる余地があります。
2. 時間と体力(健康資産)
これが、見落とされがちな要素です。
お金があっても、体が動かなければ旅には出られません。長距離を歩く体力、飛行機に何時間も乗る持久力、慣れない食事や気候への適応力。こうした身体的な条件は、年齢とともに変わっていきます。
「今は忙しいから、落ち着いたら行こう」と先送りにしている間に、体力や健康状態が変化していることは珍しくありません。これは脅しではなく、多くの人が実感する現実です。
3. 一緒に行く人・行ける状況(関係性と時間)
旅行は、誰かと行くことで記憶がより深くなることがあります。
家族と行ける時期、友人と予定が合う時期、親が元気に歩ける時期——これらにはそれぞれ「窓」があります。その窓が開いているうちに行動しなければ、後になって「あのとき行っておけばよかった」という後悔だけが残ることがあります。
「いつか行く」が実現しにくい理由
「条件が揃ったら行く」という考え方には、構造的な問題があります。
「条件が揃う」という状態は、多くの場合、静的には存在しません。お金が貯まったとき、今度は時間がない。時間ができたとき、今度は体に問題が出てくる。親が元気なうちに誘えばよかったと気づくのは、たいていそれができなくなった後です。
これは悲観的な見方ではなく、統計的にも言えることです。人の健康状態は直線的には変化せず、あるタイミングで急に制約が増えることがあります。「いつか行けるだろう」という楽観は、その変化を見込んでいない可能性があります。
マイル:「じゃあ、今のうちに行っておくべきってこと?」
ポルト:「『今のうち』というより、行きたい旅があるなら、いつ行けるかを具体的に考えることじゃ。」
「人生のポートフォリオ」として設計する
MPが大切にしているのは、「お金だけを増やすこと」ではなく、「人生全体の資産配分」という考え方です。
金融資産だけでなく、健康、時間、体験、関係性——これらをバランスよく積み上げることが、「行きたい場所に行ける人生」を長く続けるための設計になります。
具体的には、以下のような問いを時折立ててみることが有効かもしれません。
- 今、行きたい場所はどこか。それを実現するために必要な条件は何か
- 資産形成の計画に、旅行のための予算枠が組み込まれているか
- 健康を維持するための習慣に、投資しているか
- 「一緒に行きたい人」がいるなら、その機会を先送りしていないか
これらは、老後を待たなくてもできることです。
お金を増やすことは、手段のひとつ
「お金を増やすだけでは、行きたい場所には行けない」というのは、お金が不要だという話ではありません。
お金は、選択肢を増やす重要な手段です。ただ、それは手段の一つであり、旅に出るための十分条件ではないということです。
お金と一緒に、健康を維持し、時間を確保し、大切な人との機会を先送りにしない。そういった設計を意識することが、「行きたい場所に行ける人生」の実現に近づくと編集部は考えています。
資産形成を続けながら、体験への投資も忘れない。この両立こそが、MPの目指す人生のポートフォリオです。
執事H:「お金を増やす努力と、今の体験を大切にする判断は、矛盾しません。」
マイル:「お金だけじゃなく、健康とか時間とか、全部でセットなんだね。」
ポルト:「だから『人生のポートフォリオ』という言葉を使っておるのじゃ。」
※本記事は特定の旅行先・金融商品を推奨するものではありません。旅行の判断はご自身の状況に照らして行ってください。情報基準日は2026年6月3日です。
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参照(情報基準日 2026-06-03)
- 本記事は一般的な考え方の整理です。数値・条件・制度は改定されることがあります
- 具体的な利用・申込の前に、各公式サイトで最新情報をご確認ください
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品・サービスの購入や投資を勧めるものではありません。数値・条件・制度は改定されることがあります。情報基準日:2026-06-03。
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記事の整理だけでは足りない人向けに、関連する書籍と映像作品を置いておきます。
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