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ANAのふるさと納税はマイル積算終了後、どこで価値が残るか

TRAVEL · 情報基準日 2026-05-20 · 約2,500字 · 約5分

こんにちは、ニャンコ会社「マイレージ・ポートフォリオ社」執事のHでございます。

陸マイラーの方の中には、こんな見出しを最近よく見かけた方も多いかもしれません。

「ANAのふるさと納税、ついにオワコン化」 「マイル積算終了、もう使うメリットなし」

確かに、2025年9月30日(火)23:59をもって、ANAのふるさと納税の マイル積算サービスは終了 しました。総務省の制度改正に伴うもので、ANA公式から正式に告知されています。

ただ、本当に「使う意味がなくなった」のでしょうか?

特に SFC PLUS の年300万決済時代 を控えた今、評価軸を変えると、また違う景色が見えてきます。本記事では、その整理をします。

🐈‍⬛ マイル「えっ、マイル貯まらなくなったの?じゃあもう使わないんじゃない?」

🐈 ポルト「マイル、判断が早すぎる。『マイル積算』が終わっただけで、サービス全部が終わったわけではないぞ。」

🙇 執事H「お二方、まずは何が終わって、何が継続しているのかを、丁寧に整理いたしましょう。」


何が終わって、何が残ったのか

ANA公式の発表を整理すると、以下のように分かれます。

項目状態(2026年5月時点)
寄付額に応じた マイル積算(100円=1マイル等)2025-09-30 で終了
ANAカードマイルプラス(0.5マイル加算)同上で終了
旅の返礼品ボーナス・ライフソリューションボーナス同上で終了
ANAマイル → ANA Pay 残高 → ふるさと納税の支払い に使う機能継続中
ANAあきんどのサイト自体・返礼品ラインナップ継続中

つまり、「ANAのふるさと納税してマイルが 貯まる」サービスは終了しましたが、「マイルを使ってふるさと納税できる」機能は残っています。

ここを混同して「全部終わった」と書いている記事をいくつか見かけましたが、実際は 入口側(積算)のみ終了・出口側(マイル支払い)は継続 という構造です。


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SFC PLUS 文脈で「ふるさと納税」を再評価する

ここから先が、本記事の核です。

ANA SFC が変わる ——『年300万決済』時代に、本当に維持すべきか考える で整理したとおり、2028年4月から、SFCは PLUS / LITE の2区分に分かれます。年間ANAカード+ANA Pay 決済 300万円以上 で PLUS、未満で LITE。

ここで、ふるさと納税という選択肢を見直してみます。

ふるさと納税は ANAカード決済額として SFC PLUS 判定に乗る(可能性が高い)

ふるさと納税の寄付決済を ANAカードで直接行った場合、通常はANAカード利用額として扱われるため、SFC PLUS の300万判定に積み上がる可能性が高い と考えられます。これは寄付サイトが ANAあきんどでも、楽天ふるさと納税でも、さとふるでも同じ扱いと見られます(ANA公式の「対象となるANAカード利用」の範囲内)。

ただし、ANA公式が「ふるさと納税」を個別に判定対象として明記しているわけではないため、実際に狙う場合は、利用後に ANA側のご利用実績照会 で反映されているか確認するのが安全です。

仮に控除上限が年30万円の方なら、そのうちのほとんどを ANAカード決済に集約することで、30万円分が判定額として積み上がる 計算になります。控除上限が年100万円規模の方なら、100万円分。

「年300万円を作る」という観点では、決して無視できない一塊になり得ます。

「マイル積算終了」が変えたのは、寄付サイトの選び方だけ

マイル積算がなくなったので、「ANAあきんど経由で寄付すれば追加マイル」という優位性は失われました。

ただ、SFC PLUS 判定の文脈では、寄付サイトに関係なく、ANAカードで直接決済した分は、ANAカード利用額として扱われる可能性が高い。少なくとも、ANAあきんどに限定して考える必要はなさそうです。

つまり、

このように、「自分にとってどの寄付サイトが心地よいか」で選んで、決済を ANAカードに寄せる——この設計が、現実的だと編集部としては考えます。

主要ふるさと納税サイト比較(2026-05時点)

返礼品の探しやすさ・操作性は各サイトで差があります。ANAカード決済を前提に、寄付サイト側の特徴を整理します。

サイト特徴おすすめの方
ANAあきんど ふるさと納税ANA運営。ANAマイルでの支払いも可能余ったANAマイルを消費したい方
JRE MALLふるさと納税JR東日本運営。寄付額に応じた JRE POINT 還元新幹線・在来線をよく使う方
ふるさとチョイス業界最大級。掲載自治体数No.1返礼品の選択肢を最大化したい方
さとふるTVCMでおなじみ。初心者にやさしいUIふるさと納税初挑戦の方
ふるなびコイン還元・電化製品の取扱が強い電化製品系の返礼品を狙う方
楽天ふるさと納税楽天ポイントが寄付額に対して付与楽天経済圏で買い物する方

いずれのサイトでも、ANAカードで決済すれば、その金額は通常のANAカード利用額として扱われる可能性が高い(ANA公式FAQ answers000023240ja で「積み立て投資・税金支払い・QR決済チャージ等」は決済額の対象と明記)。寄付サイト選びはマイル特典ではなく、返礼品の探しやすさ・自分の経済圏との相性で決めるのが、判定後の世界での合理的な選び方です。

マイル支払い機能(継続中)の使い所

ANAマイルを ANA Pay 残高に交換して、ふるさと納税の支払いに使う機能は継続中です。これは、

には引き続き有効です。

ただし、マイルで支払った分は ANAカード決済額にはカウントされない(マイル支払いは「決済」ではない)ため、SFC PLUS 判定文脈では使いません。「SFC判定額を作る vs マイルを消費する」のどちらを優先するかで使い分けます。


競合「オワコン論」を冷静に並べると

陸マイラーブログを複数読むと、概ね以下の3つに分かれます。

A. 「ANAあきんど終了論」 — マイル積算がなくなったから、ANAあきんどを使う意味はゼロ。楽天ふるさと納税に乗り換えるべき。

B. 「マイル支払い継続中」論 — 出口側(マイル支払い)は残っているので、マイル残高がある人は引き続き有効。

C. (MP的)「SFC PLUS 文脈で再評価」論 — 寄付サイトに関係なく ANAカード決済に集約すれば、年300万判定に積み上がる。ANAあきんどに限らない話だけど、ふるさと納税という選択肢自体は SFC 文脈で価値あり。

A は「マイル積算」だけを見ていて、SFC PLUS 文脈が抜けています。B は半分正解(継続中の出口側に着目)。

編集部としては、2028年4月以降のSFC新制度まで含めて考えるなら、Cの見方がいちばん現実に近い と思っています。ふるさと納税は単独のサービスとしてではなく、SFC PLUS 維持戦略のなかの一要素として位置づけ直す——そういう視点が、新制度時代にはたぶん必要になります。


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3つの判断軸

実務的には、以下の3軸で整理すると意思決定がシンプルになります。

① 寄付サイトをどこにするか

② 決済をANAカードに集約するか

③ マイルで支払うか、ANAカード決済にするか


MP判定

MP判定(ANAのふるさと納税・マイル積算終了後):

- 合理性: ★★★☆☆
  → マイル積算は終了したが、SFC PLUS 文脈と返礼品で価値は残る
- 快適性: ★★★★☆
  → 自己負担2,000円で返礼品+SFC判定額が同時に積める
- 自由度: ★★★★☆
  → 寄付サイトもマイル支払いも選択肢が複数残っている
- 確実性: ★★★★★(寄付控除自体は税制で明示)・★★☆☆☆(SFC判定への扱いは公式未明記領域)
- おすすめ度:
  → SFC PLUS を狙う人:寄付サイトを問わずANAカード決済に集約。ANAあきんど執着不要
  → マイル余剰がある人:ANAあきんどのマイル支払いは引き続き有効
  → 単純にお得感を求める人:楽天ふるさと納税 + ANAカード決済の組み合わせがバランス良

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結びに

🐈 ポルト「『オワコン』と書く前に、終わったのは入口側だけで、出口側と判定文脈は残っているか、を確認するのが大事じゃ。」

🐈‍⬛ マイル「マイルが貯まらないからって、全部終わったわけじゃないんだね…」

🙇 執事H「お嬢様、サービスの一部が終了したからといって、価値が全部消えたわけではございません。残っているところを正しく見つける目を養いたいものでございます。」

ふるさと納税は、自己負担2,000円で返礼品が受け取れる、シンプルにお得な制度です。そこに、SFC PLUS 判定への寄与・マイル支払いという2つの軸が重なる。

「マイル積算終了」のニュースに引きずられて、制度全体の価値判断を見失うのは、もったいない選択かもしれません。


参照(情報基準日 2026-05-20)

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本記事は note では公開していない、MileagePortfolio サイト独占の検証コラムです。情報基準日:2026-05-20。ふるさと納税控除制度・SFC判定対象の範囲は今後の制度改定で変動します。実行前に最新情報をご確認ください。


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ふるさと納税の返礼品ジャンルを比較する際の参考に。最新の取扱は各サイトで要確認。

九州のうまいもん

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