アライバルカードとは何か — 国別の入国カード記入方法と、書き忘れた場合の対処
TRAVEL · 大人の旅支度 · 情報基準日 2026-06-02 · 約3,000字 · 約6分
マイル:「機内でアライバルカードが配られたんだけど、英語で何を書けばいいかわからなくてパニックになった。」
執事H:「主要な記入項目はパターンが決まっておりますので、事前に準備しておくと対応できます。ホテルの住所を手元に持っておくことが最大の備えでございます。」
ポルト:「書き方がわからなければ、審査員に確認を求めることは恥ずかしいことではない。ただ、事前に準備しておく方がずっと楽じゃ。」
国際線で目的地に着く前、機内でフライトアテンダントから渡される小さな紙があります。「アライバルカード(入国カード)」です。
初めての国際線でこれに遭遇して焦る方は少なくありません。この記事では、アライバルカードの目的・典型的な記入項目・国ごとの取り扱いの違いを整理します。
アライバルカードとは何か
アライバルカード(Arrival Card / Disembarkation Card / ED Card)とは、入国審査で提出する書類で、入国者の情報を記録するためのものです。
主に以下の情報を記入します:
- 氏名・パスポート番号・国籍
- 出発地・フライト番号
- 滞在先の住所・電話番号
- 滞在目的(観光・ビジネス・留学等)
- 滞在期間
これを入国審査官に提出し、スタンプ(入国許可印)を受けることで正式に入国が完了します。
記入に必要な情報を事前に用意する
アライバルカードを機内でスムーズに記入するために、以下の情報を手元に準備しておくと安心です。
| 必要な情報 | 準備方法 |
|---|---|
| パスポート番号 | パスポートを手元に置く |
| フライト番号 | eチケット・搭乗券に記載 |
| 最初に宿泊するホテルの名前・住所・電話番号 | スクリーンショット or 紙に印刷 |
| 渡航目的 | 観光(Tourism/Sightseeing)・出張(Business)など |
| 滞在期間 | 出発日と帰国日から算出 |
執事H: 「ホテルの住所は英語表記で用意しておくことをお勧めします。日本語住所のままでは記入に困るケースがあります。ホテルの予約確認メールに英語住所が記載されていることが多いです。」
典型的な記入項目と英語表記の意味
英語のアライバルカードで困りやすい記入欄の対訳です。
| 英語表記 | 意味・記入内容 |
|---|---|
| Family Name / Surname | 姓(パスポート記載のローマ字) |
| Given Name / First Name | 名(パスポート記載のローマ字) |
| Nationality | 国籍(例: Japanese) |
| Passport No. | パスポート番号 |
| Date of Birth | 生年月日(MM/DD/YYYY または DD/MM/YYYY — 国によって順序が違う) |
| Sex / Gender | 性別(Male / Female等) |
| Occupation | 職業(会社員: Company Employee / 自営業: Self-employed 等) |
| Port of Embarkation | 出発空港(例: Tokyo Narita / Tokyo Haneda) |
| Flight No. | フライト番号(例: NH801) |
| Address in [国名] | 滞在先のホテル名・住所 |
| Purpose of Visit | 渡航目的(Tourism / Business / Transit 等) |
| Length of Stay | 滞在期間(例: 5 Days) |
| Signature | 署名(直筆で) |
国別の取り扱い
アライバルカードの有無・形式は国によって大きく異なります。情報は変更されることがあるため、渡航前に最新情報を外務省または渡航先の大使館公式サイトで確認することを推奨します。
韓国
韓国は電子化が進んでおり、K-ETA(電子旅行許可)を事前に取得した日本人観光客は入国カードが不要になるケースが増えています。K-ETAはスマートフォンアプリから事前申請します。K-ETAが不要なケースもあるため、最新の要件は韓国観光公社または外務省の渡航情報でご確認ください。
ポルト: 「電子化のタイミングで制度が変わることがある。直前に最新情報を確認する習慣が、入国審査で慌てないための保険じゃ。」
台湾
台湾には「入国申告書」と「海外旅客動植物検疫申告書」があります。多くの空港でフライト前後に配布されます。機内または空港内のカウンターで取得できます。
タイ
タイの入国カード(TM.6フォーム)は2022年に廃止されています。パスポートと搭乗券のみで入国できるケースが一般的ですが、最新情報はタイ大使館・外務省の渡航情報でご確認ください。
米国
米国はESTAまたはビザで入国意図を事前申告します。CBP(税関・国境警備局)のフォームは電子化が進んでいます。最新の入国手続きはCBP公式またはESTAの手続きフローをご確認ください。
機内で配布がなかった場合
アライバルカードが機内で配布されなかった場合は、以下の場所で入手できることが多いです:
- 入国審査前の待機エリア — 記入台や棚に置かれている場合があります
- 入国審査カウンター — 係員に「アライバルカードはありますか」と聞くと対応してもらえます
英語での確認フレーズ: 「Could I have an arrival card, please?」または「Where can I find an arrival card?」
書き方がわからない項目がある場合
アライバルカードの記入に困ったときは、審査員に確認を求めることは問題ありません。
「I'm not sure how to fill this out. Could you help me?」(記入方法がわかりません。助けていただけますか?)と伝えることで、多くの場合サポートを受けられます。
MP判定
MP判定:
- 事前準備(ホテル住所・フライト番号の用意): 合理性 ★★★★★ / 快適性 ★★★★★
→ 機内・入国審査でのパニック防止。5分の準備で防げる。
- 国別最新情報の確認: 合理性 ★★★★★ / 快適性 ★★★★☆
→ 電子化・制度変更が早い分野。渡航前に一度確認する習慣が重要。
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海外トラブル対処マニュアル(参考)
入国審査・税関・トラブル時の対処方法を整理した旅行参考書。アライバルカード記入に限らず、入国から帰国まで一通りの準備に役立ちます。最新情報は各国大使館・外務省の渡航情報で最終確認ください。
参照(情報基準日 2026-06-02)
- 外務省「海外安全情報 渡航前確認」
- 各国大使館公式ウェブサイト
- CBP(米国税関・国境警備局)公式「Completing Forms」
本記事は一般的な参考情報として整理したものです。入国カードの有無・内容・記入方法は渡航先・時期によって変更されます。最終確認は外務省の渡航情報・渡航先の大使館公式サイトで行ってください。
本記事は大人の旅支度シリーズの一記事です。情報基準日 2026-06-02。
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