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【両方持ち】楽天証券 × SBI証券、マイラーが両方使う3つの理由 2026年版

INVEST · 情報基準日 2026-05-29 · 約3,000字 · 約6分

結論を先に言うなら——マイラーが楽天証券とSBI証券を両方持つ理由は3つあります。

  1. クレカ積立の上限が証券会社単位 なので、両方使えば年間最大240万円分のクレカ積立とポイント還元を回せる
  2. 貯まるポイントの「色」が違う(楽天ポイント vs Vポイント)ため、ANA・JAL・楽天市場・コンビニ等の出口別に最適化できる
  3. 取扱銘柄・キャンペーンが微妙に違う(楽天SCHD・SBI VシリーズなどブランドETF / 投信)ため、ポートフォリオ設計の自由度が広がる

口座管理料はどちらも無料で、「持っているだけのコスト」はほぼゼロ。マイラーにとってはポイント二重取りの土台を作るための最低構成とも言える組み合わせです。

マイル:「執事H、証券口座を2つも作ると管理が面倒じゃないですか?」

執事H:「お嬢様、口座管理料は両社とも無料でございます。むしろ片方しか持たないことで取り逃しているポイントとマイルが、年単位で見ると無視できない金額になり得ます。」

ポルト:「ワシは2017年から両方使っとるが、楽天市場のセール期は楽天、コンビニ・SBI経済圏はSBIと割り切ると管理は驚くほど楽じゃ。」


理由1. クレカ積立上限は「証券会社単位」で別々にカウントされる

2026年5月時点、クレカ積立の月10万円上限は 証券会社ごと に設定されています。つまり、

これは「投資資金を捻出できる人」にとって、年間で得られるポイント還元の天井がほぼ2倍になることを意味します。

クレカ積立のポイント還元 試算(月10万円ずつ満額の場合)

証券会社使用カード還元率年間還元(年120万積立)
楽天証券楽天カード(一般)0.5%6,000円
楽天証券楽天カード ゴールド0.75%9,000円
楽天証券楽天カード プレミアム1.0%12,000円
SBI証券三井住友(NL)0.5%6,000円
SBI証券三井住友ゴールド(NL)1.0%12,000円
SBI証券三井住友プラチナプリファード最大3.0%最大36,000円

※2026-05時点。還元率・条件は改定の可能性があるため公式要確認。

「ゴールドNL × プラチナプリファード」の組み合わせなら、両証券のクレカ積立だけで 年間最大48,000円(現金換算) のポイントが入る試算です。これだけで JAL CLUB-Aゴールドの年会費(17,600円)を約2.7倍カバーできる規模感です。

ANA SFC が変わる ——「年300万決済」時代 で扱った「年300万決済」のうち240万円をクレカ積立で回せれば、SFC PLUS 維持の決済確保にも貢献します(ただしSFC PLUS判定対象はANA系カードに限定。詳細は公式FAQで要確認)。


理由2. 楽天ポイントとVポイントは「マイル交換の出口」が違う

両証券で貯まるポイントは、それぞれ別の経済圏に繋がります。マイラー視点では「どちらか1つ」ではなく「両方の出口を持つ」設計が合理的です。

出口楽天ポイントVポイント
ANAマイル交換比率2:11:0.5(ANA VISA保有時 1:0.6)
JALマイル交換直接ルートなし(改定の可能性あり)直接ルートなし(改定の可能性あり)
楽天市場での1P=1円×
コンビニ・ファミレスタッチ決済◎(最大7%)
投信積立への充当◎(楽天証券)◎(SBI証券)

マイル入門:三井住友カード(NL)で V ポイントを貯めて ANA マイルに交換する完全ガイド でも整理したとおり、Vポイント → ANAマイルのレートは ANA VISA 保有時に 1:0.6 までアップグレードできます。一方、楽天ポイントは楽天市場での1P=1円での実利用にも強く、現金等価としての使い勝手 で差別化されます。

執事H:「お嬢様、『どちらが得か』ではなく『どちらをどの場面で使うか』の問いとして整理されると、視界が開けます。」

マイル:「コンビニはSBI経済圏のVポイント、楽天市場は楽天ポイント、っていう住み分け?」

ポルト:「そのとおりじゃ。出口を間違えなければ、両方とも価値が立つ。」


理由3. 取扱銘柄・キャンペーンの差で「ポートフォリオの自由度」が広がる

両証券は基本的な投資信託・ETFラインナップは似ていますが、ブランドETF・独自商品キャンペーン に差があります。

カテゴリ楽天証券で強い商品例SBI証券で強い商品例
米国高配当ETF楽天SCHD(楽天・高配当株式・米国ファンド)SBI・SCHD(SBI・S・米国高配当株式ファンド)
全世界株楽天・オールカントリーSBI・全世界株式インデックスファンド
国内インデックスeMAXIS Slim(共通)eMAXIS Slim(共通)
独自ポイント施策投信保有ポイント(銘柄限定)Vポイント・Pontaの選択式

楽天SCHDとSBI・SCHDは「中身は近いが信託報酬・分配方針に違いがある」ケースがあり、両方持つことで切り替えコストなしに比較継続 できます。これは 配当ホテルエリート戦略 で扱った「配当でホテル代を賄う」設計の柔軟性にも繋がります。


マイラー視点の「使い分けマップ」

実際の運用で迷わないよう、用途別の使い分けの目安を整理します。

用途寄せる先理由
新NISA(成長投資枠+つみたて枠)クレカ還元率が高い側1人1金融機関縛り
楽天市場でのまとめ買い楽天証券SPU達成・楽天ポイント還元
コンビニ・ファミレス決済SBI(三井住友NL系)タッチ決済最大7%
配当ETFの実験運用両方分散商品差・信託報酬差の継続観察
ANAマイル交換出口SBI(Vポイント経由)ANA VISA保有時1:0.6
楽天マイル(楽天ポイント→ANA)楽天2:1で出せる

「両方持ち」のデメリットと向かない人

正直に書きます。両方持ちにもコストはあります。

特に 「年間投資余力が60万円以下」 の方は、片方の証券に集約してクレカ積立月5万円で固める方がシンプルで、管理コスト対比でも合理的とされています。

新NISAオルカン vs マイルポートフォリオ で扱った「投資と旅の予算配分」の前提で、自分の年間投資余力を整理してから両方持ちの是非を判断するのが順序として安全です。


MP判定★ — 両方持ちの自由度評価

MP判定: 楽天証券 × SBI証券 両方持ちの自由度評価

【向いている人】
- 年間投資余力 120万円以上 + マイラー
  → 合理性 ★★★★★ / 自由度 ★★★★★
- 楽天経済圏とSBI経済圏の両方に既に片足ある
  → 合理性 ★★★★☆ / 自由度 ★★★★★
- ANAマイルを継続的に積みたい(SFC・SFC PLUS狙い)
  → 合理性 ★★★★☆ / 自由度 ★★★★☆

【向いていない人】
- 年間投資余力 60万円以下
  → 合理性 ★★☆☆☆(管理コストが恩恵を上回る可能性)
- 確定申告・口座管理を簡素にしたい
  → 自由度 ★★☆☆☆

まとめ — 「片方だけ」で取り逃しているもの

マイル:「結局、両方持つって賢いんですね」

執事H:「お嬢様、『賢い』というよりは『土台を整える』に近うございます。両証券とも口座管理料は無料。持つこと自体のコストはゼロ に近く、活用するかどうかは後から決められます。」

ポルト:「片方しか持っていないと、もう片方のキャンペーンや還元アップの瞬間に動けん。両方の口座が『使える状態』になっとるだけで、機会損失が消えるんじゃ。」

楽天証券とSBI証券は、マイラーにとって 「どちらを選ぶか」ではなく「両方を持って使い分けるか」 の問いに進化しているとされています。最初の口座開設に2週間、設定に1日。それで年単位の機会損失が消えるなら、コストパフォーマンスとしては十分検討に値する選択肢です。


免責事項

本稿は2026-05-29時点の公開情報に基づいています。クレカ積立上限・ポイント還元率・交換比率・税制は改定される可能性があり、投資判断は最終的に読者ご自身の責任でお願いいたします。最新情報は楽天証券・SBI証券・三井住友カード・楽天カード各公式サイト、および国税庁の公式情報でご確認ください。


参照(情報基準日 2026-05-29)

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